LINE API Use Case

福岡の屋台をレコメンド「屋台DX」の技術事例 | 生成AIやIoT電球を活用し、福岡の屋台探し体験をアップデート

システムの解説

「屋台DX」を支える技術

本プロジェクトのインフラには、スケーラビリティと高い可用性を考慮してAWSを採用しました。これにより、アクセスの急増にも柔軟に対応できるアーキテクチャを実現しています。
生成AIによるレコメンド機能では、最新のRAG (Retrieval-Augmented Generation) を活用しました。この技術は、情報検索と生成AIの強みを組み合わせるもので、ユーザーのリクエストに基づいて最適な屋台情報を提供します。具体的には、Amazon OpenSearch Serviceを用いて屋台情報データベースから関連情報を効率的に検索し、その結果を基に、自然な文章を生成する仕組みです。
文章生成部分にはChatGPT APIを採用しました。このAPIの自然言語生成能力により、親しみやすい博多弁や屋台文化に沿った言葉遣いでレコメンド結果を提示しています。また、APIの柔軟な設定により、生成される文章のトーンやスタイルを細かく調整することで、ユーザー体験をさらに向上させています。
システム全体は、AWS LambdaやAmazon DynamoDBなどのサービスと統合され、リアルタイムでのデータ処理とレコメンドが可能な構成となっています。これにより、屋台の営業状況やユーザーの嗜好に応じた動的な対応が可能になっています。

リリース後の評判

本サービス提供後、「FUKUOKA GUIDE」利用ユーザーから大きな反響をいただいており、友だち数はリリースから6か月で33,000人を突破しました。
SNSでも観光客や市民など様々なユーザーに「便利!」、「知人・友人にこのLINE公式アカウントを紹介したい!」などの声をいただいております。
また、当初想定していたターゲットである観光客のユーザーだけでなく、常連客や屋台の店主からも使いやすいとご好評いただいております。

今後の展望

屋台との取り組みで得た知見をもとに、さらに福岡市の観光全体ををこのアカウントでより良い体験にしていくために機能をアップデートしたいと考えています。

LINE APIに対する要望

Reply Tokenの有効期限が明確に設定されていないと思います。
外部サービスとの連携時に課題になることがあります。特に、外部APIの応答に時間がかかったり、非同期処理が必要な場合には、この制約がボトルネックとなります。可能であれば、Reply Tokenの有効期限を延長するオプションや、期限をカスタマイズできる設定を提供いただけると、開発者にとって利便性が向上し、より多様なサービス設計が可能になると考えます。

これからLINE APIを活用される方に一言

LINE APIは、ユーザーとの接点を「体験」へと変える力を持っています。私たちの「屋台DX」では、LINE公式アカウントを活用し、親しみやすい博多弁でリアルタイムの情報提供を実現しました。APIの柔軟性を活かし、直感的で分かりやすい設計を意識することが成功の鍵です。LINEの持つ親和性を最大限活用し、ユーザーに驚きと楽しさを届けるサービスをぜひ生み出してください!

LINEヤフーの100%出資子会社で、LINEヤフー関連サービスの運営・テスト・カスタマーサポート・企画・マーケティング・セールス・クリエイティブなど各種運営業務を担っています。 また、LINEヤフーグループが提供するサービスの新たな価値創出を目的に、自治体・民間と共働し、暮らしをより便利で豊かにするスマートシティのプロジェクトも推進しています。





利用しているAPIのリンク

「屋台DX」デモ環境
「屋台DX」デモ環境

LINE APIを導入した開発に関するお問合せ

LINE公式アカウントやLINE広告などの新規導入・アカウント作成をご検討のお客様

LINEサービスに関するお問い合わせ

「LINEミニアプリ」を中心としたLINE APIの開発に関する開発依頼や相談をしたいお客様

テクノロジーパートナーへお問い合わせ

AWSを活用した他ユーザー導入事例