LINE API Use Case

月間送信数63,000件!派遣スタッフ満足度を高めるLINE公式アカウント活用事例

システムの解説

「リゾートバイトダイブ」を支える技術と効果

私たちのインフラはAWS上に構築されています。フロントエンドは、CloudFrontとS3を活用して配信し、バックエンドのAPIは、ALB(Application Load Balancer)とECS on Fargateを利用して構築しています。
ユーザーからのチャットメッセージを受信するWebhookは、API GatewayとSQS(Simple Queue Service)を組み合わせてメッセージを受け取り、Lambdaでその後の処理を行う構成です。これにより、ユーザーからのメッセージを確実に受信できる仕組みを実現しています。
データベースにはAurora Serverless v2を採用し、プロビジョニングを自動化することで運用効率を向上させています。さらに、これらのインフラ構成はAWS CDKを用いてコードベースで管理し、GitHub Actionsを使って自動デプロイを行っています。
開発言語としては、フロントエンド、バックエンド、インフラすべてにTypeScriptを採用し、エンジニアの認知的負荷を軽減する環境を整えています。この統一的なアプローチにより、効率的かつ高品質なシステム運用を実現しています。
リリースした結果、前日の業務終了後から翌営業日にかけて届いたチャットの対応に、リリース前は午後まで時間がかかっていたものが、リリース後は午前中で対応が完了するようになりました。また、1日に数回実施しているチャットの対応漏れのチェックについても、検索機能が向上したことで、1回あたり約1時間かかっていた作業が30分程度で完了できるようになり、大幅な業務効率化を実現しています。

「リゾートバイトダイブ」の今後の展望

チャットのデータが自社内に溜まるようになったため、今後はこのデータを分析に活用してユーザー満足度の向上を図りたいと考えています。

LINEのAPIに対する要望

グループトーク、複数人トークのメンバーのユーザーID取得APIが、認証済みアカウントでしか実行できないため、開発用アカウントなどでテストができずに困りました。 テストのため、特別な申請をすると未認証アカウントでも実行できるようになると嬉しいです。
https://developers.line.biz/ja/reference/messaging-api/#get-group-member-user-ids
https://developers.line.biz/ja/reference/messaging-api/#get-room-member-user-ids

これからLINEのAPIを活用される方に一言

チャットなどユーザーからのメッセージを確実に受け取る必要がある場合、Webhookで受け取ったメッセージをキューに積み、メッセージ受信と処理を分離すると拡張性の高いアーキテクチャになります。

開発企業

クラスメソッド株式会社

リテールアプリ共創部 安東 貞義

「オープンな発想と高い技術力により、すべての人々の創造活動に貢献し続ける」を経営理念とし、クラウド 、デジタル化 、データ の3つの分野を掛け合わせて、差し迫った課題の解決から事業基盤の強化、PDCAに繋がる施策の立案・実行まで、お客様が自分の手で事業を育てていける環境を整えます。





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リゾートバイトダイブ 公式アカウント
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